魔力を持つ貴族が支配する「エーレンフェスト」。強大な魔力を秘めた本好きの少女・マインは、下町の家族や仲間を守るため、上級貴族・カルステッドの娘「ローゼマイン」として、今までの常識が通用しない貴族の世界へ足を踏み入れる。厳しい教育を乗り越え、領主の養女となるべく迎えた洗礼式。失敗すれば下町の皆の身に危険が及ぶ。高まる緊張の中、神官長・フェルディナンドから差し出されたのは思いがけない贈り物だった。
領主の養女となり初めて下町の仲間と再会するローゼマイン。しかし彼らの態度は貴族に対するもので立場の違いを痛感させられる。そんな中、家族からの手紙が舞い込み……。
領主一族の住むエーレンフェスト城へと住まいを移したローゼマインは、新たな護衛騎士や側仕え達に迎えられる。中でも筆頭側仕えのリヒャルダは神官長・フェルディナンドを子供時代から知る頼もしい存在。一方、ギルベルタ商会のベンノがイタリアンレストランを開き、領主・ジルヴェスターらを招いて試食会が行われる。料理が喜ばれるか心配なローゼマインだが……その席で予想外の出来事が起こってしまう。
ハッセの工房を稼働させるため、ローゼマインはお茶会で寄付金を集めることに。フェシュピールの演奏会を開くことを思いつき、貴族女性達のアイドルである神官長・フェルディナンドの出演も取り付けた。ところが、その仕返しに大切な読書を邪魔されてしまう。印刷事業の宣伝とフェルディナンドへの復讐のために、ローゼマインは演奏会のプログラムを使ったとある計画を閃いて……。
演奏会の成功の鍵を握る、神官長・フェルディナンドの素敵イラスト入りパンフレットを作るローゼマイン。その要となるロウ原紙作りに取り組もうと、ローゼマインは「グーテンベルク」の称号を与えた腕利きの鍛冶職人・ヨハンを呼び出すが、そこにもう一人の鍛冶職人・ザックがついてくる。自分もローゼマインに認めてもらい、グーテンベルクの称号がほしいというザック。どうやら彼はヨハンをライバル視しているようで……。
印刷業の寄付金を集めるべく、神官長・フェルディナンドの演奏会・フェシュピールコンサートの準備を進めるローゼマイン。騎獣の訓練をこなす中、ガリ版印刷が完成し、寄付金集めの目玉「フェルディナンドの素敵イラスト入りプログラム」も出来上がって、いざ本番。響き渡るフェルディナンドの美声に大盛り上がりのフェシュピールコンサート。大満足のローゼマインだが、そこに思わぬ乱入者が現れて……!?
季節は秋。ローゼマインは小神殿の視察のためハッセの町を訪れる。身寄りのない子どもを救うため、小神殿に迎え入れようとするローゼマイン。一方、ハッセの町長はそんなローゼマインの行いが気に入らず、憎々しく思う。やがて小神殿へやって来たのは四人の子ども達。しかし、彼らはこれまでの常識が通用しない小神殿の生活に戸惑い、苛立ちを隠せない。きょうだいを守ろうと必死なその姿に、ローゼマインは自分を重ね合わせ……。
ローゼマインに引き取られていった子供を奪い返そうと、小神殿を襲撃するハッセの町民達。あくまでも逆らい続けるハッセの町長について、神官長・フェルディナンドはローゼマインに課題を与える。それは貴族としての器量を試すものだった……。貴族社会との常識の違いに悩み、一向に解決方法を見つけられないローゼマイン。そんな中、ギルベルタ商会のルッツとベンノに課題について相談すると、思いもよらない言葉が返ってくる。
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